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トップページ >  対応疾患 >  脳血管障害 >  脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)

脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)



脳卒中について

 脳卒中とは、急性期脳血管障害のことを指し、突然脳の血管が詰まったり、破れたりして引き起こされる病気の総称です。脳の血管が詰まって血が通わなくなり、脳の一部が死んでしまうものを脳梗塞といいます。脳の血管が破れて出血するもののうち、脳の内部にある血管から出血して脳が壊されるものを脳出血(脳内出血)、脳の表面にある血管(動脈瘤)から出血して脳表が血液で覆われてしまう疾患をくも膜下出血といいます。
 脳卒中は以前よりは減ってきましたが、いまだ日本における死因の第4位であり、国民病の一つと言えます。血圧管理が良好となるにつれて脳出血の患者さんが減少し、高齢化や食生活の欧米化が進むにつれて、脳梗塞の患者さんが増えてきました。

出典元:厚生労働省
【平成24年人口動態統計月報年計(概数)の概況】
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai12/index.html

出典元:【平成23年厚生労働省人口動態統計特殊報告より】

脳卒中の症状

 脳卒中に伴う症状には様々なものがあります。脳は場所によって担っている機能が異なるため、障害された脳の場所によって症状も異なります。例としては、意識障害、左右片方の手足や顔面の麻痺(片麻痺)、左右片方の感覚障害(しびれ)、言語障害、高次脳機能障害(判断や行動がスムーズにできないなど)、視野障害、平衡感覚障害(めまい)、痙攣などです。その他、特に出血性疾患の場合には、頭痛や嘔吐が生じることがあります。分かりやすい症状は、片麻痺と言語障害なので、顔が曲がる(動きに左右差がある)、左右どちらかの手足がうまく動かせない、言葉がうまく話せない(理解できない)ことが明らかであれば、すぐに病院を受診する必要があります。

図一部出典:ウィキメディア・コモンズ
https://commons.wikimedia.org/wiki/User:Rocket000/SVGs/Biology/Human_anatomy?uselang=ja


脳卒中の診断

 脳卒中の診断は、主に頭部CTや頭部MRIで行います。CTは数分で終了するため、多くの場合は最初に行われる検査です。CTは出血の診断には有用ですが、脳梗塞は早い段階では検出できません。症状から脳卒中であることが疑われ、頭部CTで出血がない場合は、脳梗塞を見つけるためにMRIを撮影する流れになります。

脳出血のCT

くも膜下出血のCT

脳梗塞のMRI

脳卒中の急性期治療

 治療法に関しては、脳梗塞脳出血くも膜下出血により、異なりますので、各疾患の項目を御参照ください。

脳卒中後の継続管理、リハビリテーション

 脳卒中の急性期以降には、主に血圧管理を中心とした危険因子の是正を行い、脳卒中の再発を予防します。また、失われた機能の回復を目指してリハビリテーションを行います。脳卒中に対するリハビリテーションは、理学療法、作業療法、言語聴覚療法があり、後遺症の種類や程度に応じたリハビリテーションを行います。

①理学療法

関節が固まるのを予防するために、麻痺した手足を他動的に動かしたり、正しい姿勢を保ったりする訓練を行います。また、健常な部分の筋力低下を防ぐための運動も行います。これらを通じて、寝返る、起き上がる、座る、立つ、歩くといった基本的な動作が可能になることを目標とします。

②作業療法

四肢、手指による細かい動作を含めた実用的な訓練を行い、可能な範囲で日常生活、趣味、仕事などに復帰することを目標とします。

③言語聴覚療法

言葉の障害(失語、構音障害)や嚥下障害に対する訓練を行い、円滑なコミュニケーション手段の獲得や安全で快適な食事の摂取を目標とします。

理学療法

作業療法

言語聴覚療法

言語聴覚療法