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顔面けいれん(hemifacial spasm)



図1:顔面けいれんの術前予想画像

図1:顔面けいれんの術前予想画像

【 図 1 】

実線の矢印で示された動脈が右の画像では神経から遠くに移動していることがわかります。点線の矢印で示された血管が(ちょっと見難いですが)、最後には手前に離されていることがわかると思います。聴神経の上に膜がかかっていますが、これはクモ膜です。手術中は重力で脳が落ち込み、神経が重力で引っ張られますので、必要な膜はつけたままとして、極力余計な力が神経にかからないようにする配慮が必要です。

図2:顔面けいれんの術前予想画像(A)と術中画像(B, C)

図2:顔面けいれんの術前予想画像(A)と術中画像(B, C)

【 図 2 】

顔面神経に、細動脈、その向こうから椎骨動脈が近接していることがわかります(A)。術中画像(B, C)では予想図通りの状況が確認できると思います。顔面神経の基部(太い赤矢印)への接触がもっとも原因となりやすいわけですが、このケースでは、接触する細動脈を更に椎骨動脈という太い動脈が支えていることが問題だとわかります。

図3:顔面けいれんの術前予想画像(A)と術中画像(B, C) その2 ・図2を、Aを少し異なる画像でアレンジしたもの

図3:顔面けいれんの術前予想画像(A)と術中画像(B, C) その2

【 図 3 】

顔面神経に、細動脈、その向こうから椎骨動脈が近接していることがわかります(A)。術中画像(B, C)では予想図通りの状況が確認できると思います。顔面神経の基部(太い赤矢印)への接触がもっとも原因となりやすいわけですが、このケースでは、接触する細動脈を更に椎骨動脈という太い動脈が支えていることが問題だとわかります。

図4:原因血管移動前(A)と移動後の画像(B, C)

図4:原因血管移動前(A)と移動後の画像(B, C)

【 図 4 】

Aで見られている、顔面神経に接触している細動脈+椎骨動脈が、B, Cでは神経から離されて、神経基部(太赤矢印)と血管との間に隙間のあることがわかります。この段階で顔面けいれんに特有なAMRという脳波形が消失したため、これでよしとしました。